ballade pour adeline

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拍を大事にしながら演奏しているところが丁寧で、ポップスだと思う。

それに絶対的に上手いから、安心感がある。男性の手で、音域も余裕でこなせる包容力があって、すがすがしい。

(私自身、昔管楽器を吹いていて、一拍ずつ動いたらいけないと先輩に言われ悲しかった。だって高校まで、吹奏楽でjazzとか、それはクラシックより現代寄りのものしかやってなかったから。)

中国では、adeline=愛徳琳と書くんですね。森鴎外の文学のようだ。

richard=理査(徳) clayderman=克来徳門なんですね。すごい。日本人ですが意味の良い漢字+音も何となく想像できます。

ballade=詩(=poem)なのですねー。

最近、ドナルド・キーン(Donald Lawrence Keene)の訃報を知って父が親愛していたことを思い出した。

keene=黄犬と書いて、日本人としてお墓も作っている。日本人より、日本を知り、愛した人だった。英訳された源氏物語を手に取って、って、そもそも既に英訳した先人がいたんだ。またそれを手に取るキーンもすごい。(日本人でも訳したものでないとわからない。)

写真を見て、父の友達、または父の笑顔に久しぶりに会ったような温かい心になった。

ドナルド・キーンの東京下町日記